相棒15-10 「帰還」
今日は相棒15-10 「帰還」です
■右京さんと冠城くんが駐在所勤務
特命係の2人が臨時の異動辞令により、郊外の駐在所勤務になります。
黒水(くろうず)町と言う郊外の町に異動することになったのですが、ここは奥多摩よりもさらに西の奥にある設定でした。都心からは相当遠い場所かと思います。
ここに向かう際には、右京さんと冠城くんはそれぞれの車を運転して向かってました。二台で。これもけっこう珍しい絵ではないかと。
そして二人で駐在所に勤務するわけですが、過去にも特命係が交番でお手伝いするような場面はありましたが、今回は異動辞令によりがっつり勤務する形です。
それにより、かなり貴重なものが見られることに。
冠城くんが警官の制服を着てるんですよ!!
冬仕様の制服ですね。
なぜか制服着てるのは冠城くんだけで、右京さんは着てないんですけどね。
冠城くんの制服姿はこれが初めての登場ですので、貴重かと思います!
けっこう似合ってましたね。
そしてさらには、右京さんと冠城くんが自転車に乗るシーンも!
普段捜査の時は車で移動している二人ですが、今回は自転車で移動しています。
これもなかなか貴重な絵ですね。右京さんの自転車シーンと言うのもこれが初めてではないかと思います。
ちなみに、右京さんは自転車には問題なく乗っていましたが、冠城くんは自転車が苦手のようでした。
また、雪が降る中で、駐在所勤務をする特命係と言う、ちょっと印象的な場面も。
何気ないワンシーンだったのですが、個人的にはけっこう印象に残った場面です。
特命係の交番勤務により、普段見れないような場面がたくさん見れて良かったです。
その分、お馴染みの登場人物たちは、今回はけっこう出番が少なかったかと。伊丹さん芹沢さんは、郊外の町でも特命とは絡んでいますが。いつもよりは薄い出方でした。
■警視総監が登場!
警視総監の四方田松榮が初登場しました。演じているのは永島敏行さんです。
相棒で警視総監と言いますと、劇場版2に出てくる田丸寿三郎(品川徹さん)だったとは思うのですが、いつの間にか変わったんですね。シーズン13までは田丸警視総監でしたので、この1~2年くらいの間に四方田さんになったと言うことかと。
田丸警視総監はどうしちゃったんでしょうね?
当時、もしや演じていた品川徹さんの身に…?と思ったのですが、そんなことは一切なく、最近もご活躍されていました。ですので何かしら別の理由で警視総監が交代になったかと思われます。
いきなりこの四方田警視総監が登場しましたので、あれ、田丸さんは?と思ってしまいましたが。笑
今後は警視総監はこの四方田さんで行くのかな~と思って見ていたのですが、まさかの結末が待っていて、それは叶わないんですけどね。
ネタバレですみませんが、四方田警視総監は料亭で和合町長と会食中に拉致されて顔が分からなくなるまで頭を踏まれるという残虐な手口で殺害されてしまうんです。
なお、四方田の殉職以降、警視総監に相当する人物は仄めかされることこそあるものの登場はしておらず、現在の警視総監は誰なのか不明です。
相棒での警視総監、今後は誰が演じるのか注目です。
■ 冠城くんの職務経歴書
1997年 4月 法務省入省 矯正局総務課に配属
(以下略)
2005年 10月 公安調査庁関東公安調査局調査第一部調査官
(以下略)
2015年 4月 警視庁警務部付
2016年 3月 法務省退官
2016年 4月 警察学校入学
冠城の職務経歴がチラッと映ってましたね。
早慶大学といえば、甲斐親子が通っていた大学ですね。
当然、モデルの大学は早稲田大学と慶應義塾大学。
実際はどっちかというと、早大卒の警察関係者が多いように思います。
ちなみに、四方田警視総監は日本柔道体育大学という謎の大学を卒業しています。
そして、最も気になるのが公安調査庁に所属している経歴です。
公安調査庁関東公安調査局調査第一部調査官
冠城が調査第一部に所属していた期間は短いですが、何を調査していたか気になります。
警視総監と和合が会食していたところを襲った実行部隊たちは国奥が雇った傭兵かなと考えていました。
しかし、真犯人は全く別の人物でした。
■真犯人の正体
真犯人は和合でした。
役柄の良い人のイメージが強く残っている状況からの、あのラストだったので怖かったです。
今回の犯人の和合には、特段の動機がなかったと言う後味の悪い事件でした。
殺害された警官たちは薬物の使用か売買の疑惑があったので、正義のために何者かが連続殺人を行ったのかと思わせて、実は前科者を集めてなにか面白いことが起こらないかと考えていた和合の犯行でした。
しかも、冠城を怒らせるためだけにジャーナリストの若月詠子(伊藤歩さん)を放送中に殺害するという手段をえらばないサイコパスです。
詠子は和合からの警察ネタで真実を明らかにしたいと動いていましたが、和合が情報提供者だとは知らなかったようです。
ですから、和合が冠城に「あの女と寝た」と言ったのは冠城くんを怒らせるためだけのウソですね。
しかも、自分を撃たせて冠城くんも殺人犯に仕立て上げるのが和合の描いたストーリーだったというのが恐ろしいところです。
全く理解が出来ない犯人でしたね。
冠城くんは本当に詠子に恋心があったんでしょうか?
詠子の遺体を見た事で明らかにプッツンしてしまって、拳銃に銃弾を込めてました。
冠城くんもなかなか惚れっぽい体質のようです。
■町長と警視総監のつながりは?
四方田警視総監と和合の間に入っている人物はドラマ中では明らかになっていませんでしたが、一体誰なんでしょうか?
IT企業の社長時代に納入したパソコンが今回の事件の一部となっていましたね。
和合の会社からパソコンを購入することを決断したのは副総監の衣笠(大杉漣さん)だったようで、事件解決後に甲斐(石坂浩二さん)に呼び出されて暗に責任を追及されていました。
和合市長に四方田警視総監が殺されるという結果を招き、甲斐が自身の部屋に来たときに「私は常にサイバーセキュリティに積極的に取り組んできた!」と自身が咎められていると思い込んだ結果このような発言で怒号を飛ばした。
しかし、「私は君を咎めるつもりはないよ。」と言われ、「どうやら君が警視総監になることはないようだ……実は、ぜひ次期警視総監に推薦したい人物がいるんだが、どうかね?僕のいうことを受け入れてくれるかね?ん?」と甲斐は笑顔で確認しました。
単純に考えると和合と警視庁とのパイプは衣笠だろうと思います。
■会食時に襲ってきた実行部隊
和合と四方田の会食時に料亭に現れた実行部隊は外国人で、まさか美彌子関係のロシア人か?!と思わせてただの傭兵でした。
日本国内で外国の傭兵を雇えるのかは不明ですが、ドラマですからね…(笑)
■槙野はなぜ逃げた?
平岡拓真さん演じる槙野は14歳の時に慕っていたタカハシを冤罪で自殺に追い詰めた四方田をボコボコにした熱血漢です。
四方田は電報が来た後から真理男を監視し続け、拳銃まで携帯してよほど真理男が怖かったんだと思います。
その真理男は無口で恋人?の、りかこ(仁村紗和さん)にも一言も声を出したことが無かったようです。その理由も明らかになっていません。
なによりよくわからないのは、なぜ逃亡を続けたのか?ということですね。
今回は真理男本人は全く事件と関わっていなかったにも関わらず、逃げてしまいました。警察への不信感だけで、そこまでするでしょうか?
ラストに和合に呼び出されたのは冠城に撃たれた自分を発見させるためだと思いますが、真理男が和合をボコボコにした理由は何だったんでしょうか?
廃校の体育館に右京さんとりかこを呼び出した理由は?
ちょっとこの辺が雑な気がしました。