『大豆田とわ子と三人の元夫』第1話
大豆田とわ子(松たか子さん)は、これまでに3回結婚して3回離婚した、いわゆる“バツ3”。建設会社『しろくまハウジング』の社長に就任し、最初の夫・田中八作(松田龍平さん)との間に生まれた中学3年生の娘・唄と暮らしている。
とわ子はシロクマハウジングの社長で顧客満足度はトップクラス。ある日、社長就任と同時期に亡くなった母親のパソコンを開こうとしたとわ子は、パスワードが設定されていることに気付く。
どうやら、別れた夫のうちの誰かが設定したらしい。唄はすぐに確認するよう促すが、面倒なことを避けたいとわ子は気が重い。元夫のうち、今でも定期的に顔を合わせるのは3番目の夫・中村慎森(岡田将生さん)。とわ子の会社の顧問弁護士で、甘いマスクに似合わない、理屈っぽいひねくれ者だ。
2番目の夫はファッションカメラマンの佐藤鹿太郎(角田晃広さん)。業界では有名で腕もいいが、とにかく器が小さい。
そして最初の夫である八作は、会社を辞めてレストランのオーナー兼ギャルソンになっていた。
■とわ子と元夫3人との関係
ある日、船長風の男(斎藤工さん)と知り合い、デートに誘われた。しかしディーナー中に、態度の悪い店員から、この後、母親が入院しているからお金を貸してほしいという展開が待っていることを聞いて、冷や水をあびせられたとわ子。
会社の社員が大きなミスをした。カバーするために徹夜するとわ子、なんとかバックアップできた。ミスした社員に優しく怒ったつもりが、「すごい怒られた」とその社員は同僚に伝えるのを聞いてしまい複雑な心境。帰り道、疲れきってしまいマンホールの穴にハマってしまいあまりのショックで呆然としていると矢作に拾われる。矢作の自宅では温かいお風呂とごはんをごちそうになり、なんとか正気に戻れたとわ子
八作の膝枕で気持ちよさそうに寝てしまったとわ子。寝ている間に3回電話が鳴る。1人目は唄、2人は2番目の元夫佐藤、3人目は3番目の元夫中村だった。そして佐藤と中村は矢作の家に乗り込んでくる。とわ子はとっさに隠れる。
3人の元夫は会議をはじめる。会議内容は「とわ子をどう思っているか?」
隠れていたとわ子は、出てきてしまった。
後日、パスワードが外れ、母親の法要が行われた。